精神労災の増加
精神労災の増加は、なぜ起きてしまうのでしょうか?
ハラスメント行為が行われてしまう、いくつかの原因や要素を取り上げ、行う側の精神状態から過去まで、シッカリと検査するべきだという世間の声もあるようです。
確かに、被害者の方達にとって納得のいく判決や処分などは、一つもないように感じます。
精神労災について、Yahoo!ニュースで取り上げられていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000009-omn-bus_all
増え続ける精神労災、自殺~本間俊典コラム
オーマイニュース
ちょうど1年前、本欄に「若者を傷める"過労大国"日本」という見出しで、職場における精神疾患や過労自殺が増えていることについて、「最も効果的な対策は長時間労働の是正しかない」と書いた。しかし、問題はそれだけではないようだ。職場の「いじめ」も大きな要因になっているらしい。
厚生労働省がこのほど発表した2007年度の労災状況によると、うつ病などの精神疾患で労災認定を受けた268人のうち、81人が自殺していた。06年度の各205人、66人からまた大きく増え、過去最悪を更新し続けている。
原因に長時間労働や働き過ぎがあることは間違いない。このところ、日本マクドナルドの「名ばかり管理職」訴訟、トヨタ自動車の「QCサークル活動」訴訟など、注目の判決が相次ぎ、いずれも原告側が勝訴。長時間労働の一端が明らかにされた。
しかし、問題はそればかりではない。同じ厚労省のデータでは、07年度に各労働局に寄せられた相談件数約99万件のうち、職場のいじめに関する相談は約2万8000件あり、06年度より約6000件、27%も増えた。しかも、このうちの大部分にあたる約2万7000件が契約社員、派遣社員など非正規社員からの相談だった。
厚労省のデータだけではなかなか実態が浮かび上がってこないが、知り合いの弁護士に聞くと、今の職場のいじめは学校に劣らず陰湿化、巧妙化しており、上司が部下をいじめるパワハラなど、単純な事例だけではないという。
「私よりも時給が高い」とパートの女性が派遣の女性をいじめるケース、契約社員が「無能な正社員リスト」を作ってひそかに職場に流通させ、上司がそれを正社員のいじめに"有効活用"するケースなど、手の込んだ事例もある。
中には、相談に来る非正規社員が偏屈で、本当に「被害者」かどうかはっきりしないケースも少なくないという。どうも、「ギスギスした職場」が増えているようだ。
■"ギスギス職場"にさよならを
結局、企業が人件費抑制の目的だけで非正規社員を増やしたツケが回ってきていると考えられる。非正規を増やしたこと自体に問題があるのではなく、正規と非正規、あるいは非正規と非正規の間の職務区分や処遇を明確にしないまま、同一職場に集めるデメリットがいじめを助長しているのではないか。人材ポートフォリオがうまく機能していない、と言うこともできる。
かつての「会社人間」が職場にあふれ、自分の人生を会社に預ける時代は終わった。現代は、働く価値観も就業形態も多様化している。しかし、だからといって、社員同士の"いじめ合い"が横行する職場が健全であるとも思えない。
いとも簡単に転職する現代の風潮は個人的には好きでないが、心身が参るまで我慢する必要もない。いじめに耐え切れなくなったら、会社を代えるのも有力な防衛策。人間、生きていれば、いいこともある。自分を傷めることだけは避けたい。
(コラムニスト:本間 俊典)
ハラスメント行為が行われてしまう、いくつかの原因や要素を取り上げ、行う側の精神状態から過去まで、シッカリと検査するべきだという世間の声もあるようです。
確かに、被害者の方達にとって納得のいく判決や処分などは、一つもないように感じます。
精神労災について、Yahoo!ニュースで取り上げられていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000009-omn-bus_all
増え続ける精神労災、自殺~本間俊典コラム
オーマイニュース
ちょうど1年前、本欄に「若者を傷める"過労大国"日本」という見出しで、職場における精神疾患や過労自殺が増えていることについて、「最も効果的な対策は長時間労働の是正しかない」と書いた。しかし、問題はそれだけではないようだ。職場の「いじめ」も大きな要因になっているらしい。
厚生労働省がこのほど発表した2007年度の労災状況によると、うつ病などの精神疾患で労災認定を受けた268人のうち、81人が自殺していた。06年度の各205人、66人からまた大きく増え、過去最悪を更新し続けている。
原因に長時間労働や働き過ぎがあることは間違いない。このところ、日本マクドナルドの「名ばかり管理職」訴訟、トヨタ自動車の「QCサークル活動」訴訟など、注目の判決が相次ぎ、いずれも原告側が勝訴。長時間労働の一端が明らかにされた。
しかし、問題はそればかりではない。同じ厚労省のデータでは、07年度に各労働局に寄せられた相談件数約99万件のうち、職場のいじめに関する相談は約2万8000件あり、06年度より約6000件、27%も増えた。しかも、このうちの大部分にあたる約2万7000件が契約社員、派遣社員など非正規社員からの相談だった。
厚労省のデータだけではなかなか実態が浮かび上がってこないが、知り合いの弁護士に聞くと、今の職場のいじめは学校に劣らず陰湿化、巧妙化しており、上司が部下をいじめるパワハラなど、単純な事例だけではないという。
「私よりも時給が高い」とパートの女性が派遣の女性をいじめるケース、契約社員が「無能な正社員リスト」を作ってひそかに職場に流通させ、上司がそれを正社員のいじめに"有効活用"するケースなど、手の込んだ事例もある。
中には、相談に来る非正規社員が偏屈で、本当に「被害者」かどうかはっきりしないケースも少なくないという。どうも、「ギスギスした職場」が増えているようだ。
■"ギスギス職場"にさよならを
結局、企業が人件費抑制の目的だけで非正規社員を増やしたツケが回ってきていると考えられる。非正規を増やしたこと自体に問題があるのではなく、正規と非正規、あるいは非正規と非正規の間の職務区分や処遇を明確にしないまま、同一職場に集めるデメリットがいじめを助長しているのではないか。人材ポートフォリオがうまく機能していない、と言うこともできる。
かつての「会社人間」が職場にあふれ、自分の人生を会社に預ける時代は終わった。現代は、働く価値観も就業形態も多様化している。しかし、だからといって、社員同士の"いじめ合い"が横行する職場が健全であるとも思えない。
いとも簡単に転職する現代の風潮は個人的には好きでないが、心身が参るまで我慢する必要もない。いじめに耐え切れなくなったら、会社を代えるのも有力な防衛策。人間、生きていれば、いいこともある。自分を傷めることだけは避けたい。
(コラムニスト:本間 俊典)



