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セクハラからあなたを守る法律

法律では、企業に対しセクハラを防止するするよう務める義務を設けています。 違反すると企業には賠償責任が課せられます。 法律を知っておくことで、セクハラにあったとき適切な対処がとれることにも繋がります。

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法律が定める企業・職場のセクハラの防止義務と、賠償責任

会社や企業は、職場内や業務に関わる場所での性的な嫌がらせ、つまりセクハラを防止するよう務める義務があります。
そして、会社や職場など、職務に関係のある場所でセクハラが起きると、
会社に対し、以下のような法律が適用されるのです。

僕が調べただけでも、これだけの法律があります。
※法律に関しては、僕は専門家ではないので具体的なアドバイスを与えるものではありません。また、しっかり調べたつもりですが、万一解釈を誤ったものもありかもしれません。ご了承ください。
「?」と思った方や不安な方は、専門家に相談してみるのも良いと思います。

企業のセクハラ防止義務

日本の法律では(※2005年4月現在)
◆「職場における性的言動に起因する問題に関する雇用管理上の配慮」
として、
◆男女雇用機会均等法第21条
で会社や企業でのセクハラ防止義務が定められています。

具体的な内容は… 事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する女性労働者の対応により当該女性労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該女性労働者の就業環境が害されることのないよう雇用管理上必要な配慮をしなければならない。

つまり… 会社はセクハラが起きないように気を付け配慮しなければならないと言うものです。

では、セクハラが起きてしまった場合は?

会社や企業にセクハラを防止する義務があることは分かりました。
では、セクハラが起きてしまった場合はどうでしょうか?

◆民法715条「使用者(経営者)責任」 
ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。

つまり… 社員が、職務や業務に関係のある場所で犯した罪は、企業も一緒に責任をとらなければならないということです。
これはセクハラだけの問題ではないですね。

◆民法719条「共同不法行為」
数人が、共同の不法行為によって、他人に損害を与えた場合は、各自連帯してその賠償する責任を負う。共同不法行為を行った者の中で、損害を与えたことを知らなかった者も、責任を負う。

つまり… 事件や犯罪に加担した者は、被害者が傷ついたり、損害を被ったことにたとえ気がついていなくても責任をとらなければならないということです。これもセクハラだけの問題ではないですね。

セクハラの加害者に対して適用される法律

上記では、企業に対するセクハラ防止義務と責任・賠償についての法律を挙げましたが、
セクハラの加害者にも、もちろん法的な賠償責任や、刑罰が適用されます。
当たり前ですよね!

◆民法709条「不法行為の要件と効果」
故意又は過失によって、他人の権利を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責に任ずる。

つまり… 故意であろうが、故意でなかろうが、他人の権利を侵害したり、被害を与えた場合は、加害者には弁償する責任があるということです。セクハラ以外にもあてはまるものです。

◆民法710条「非財産的損害に対する賠償」
他人の身体、自由又は名誉を害した場合と、財産権を害した場合とを問わず、前条(709条)の規定によって損害賠償の責に任ずる者は、財産以外の損害に対してもその賠償をすることを要する。

つまり… 金銭的、物質的な「財産」以外にも、人の身体や、自由、精神の侵害についても賠償の責任があるということです。もちろんセクハラ以外にもあてはまりますね。

◆民法723条「名誉毀損」
他人の名誉を毀損した者に対して、裁判所は、被害者の請求により、損害賠償に代え又は損害賠償と共に、名誉を回復するのに適当な処分を命ずることができる。

つまり… 他人の名誉を傷つけた場合、裁判所は加害者に対して「損害賠償の代わりに名誉の回復」又は「損害賠償と名誉の回復」をするよう命令できるというものです。
新聞や雑誌の謝罪広告は、「損害賠償の代わりに名誉の回復」にあたります。

◆刑法223条「強要」
生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、三年以下の懲役に処する。

つまり… 「クビにするぞ!」「仕事をなくすぞ!」などと言って、物事を強要してはいけないということです。
例)俺と付き合わないと、どうなるか…
これはベタな例ですが、特に、フリーランスの方は、こういう被害を受けることが多いのかもしれません。直接言葉に出さなくても、ニュアンスで強要することもあるので注意してください!

◆刑法230条「名誉毀損」
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役、もしくは禁錮、又は五十万円以下の罰金に処す。

つまり… なにか具体的な事実(と思われるもの)をあげ、もっともらしい・本当らしい言葉で、その人の名誉を傷つけた場合は、その事実に関わらず(つまりウソでもホントでも)「懲役・禁錮・罰金」の、どれかの刑をうける。

◆刑法231条「侮辱」
事実を摘示しなくても、公然と人を侮辱した者は、拘留又は科料に処する。

つまり… たとえ、具体的な事実(と思われるもの)を言わなくても、「馬鹿」「アホ」「ブス」といった悪口でさえ、第三者のいる場所で言ったら「拘留・科料」のどちらかの刑をうけるというものです。
被害者のあなたが逆ギレでいっても当てはまる場合があるので注意してください!
※ただし、第三者がいない場所、たとえば二人きりのときに言った場合は、この法はあてはまりません。<br>

◆刑法204条「傷害」
人の身体を傷害した者は10年以上の懲役、又は30万円以下の罰金もしくは科料に処す。(精神的苦痛による体調の悪化に対しても適用)

つまり… 人の身体を傷つけるだけでなく、精神的なものに関しても、人の心をその人が体調が体調をくずしてしまうほど傷つけると「罰金」又は「科料」の刑をうけるというものです。

僕が調べただけでも、セクハラに関する法律がこれだけ沢山あります。
言葉や、行動、セクハラは様々ありますが、おそらくどれかに当てはまっているので、セクハラなんかに泣き寝入りすることはないのです。

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